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Aカップで悪かったわね! ?U46?
マスコミ業界のフリーで活動する3人が、 一風変わった(?)業界から見た世相を語る。 裏話を交えて新しいマーケットを探索?
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女の子が見ても楽しい美少女ゲーム!?
Uona


そのねこねこソフトの最新作
「Scarlett?スカーレット?」

どんなお話かというと…、
凡庸な日常を送る主人公が、
ふとしたきっかけで非日常の世界にに足を踏み入れる。
スパイアクション?
国際政治?
その裏側で汗を流すフィクサー的なお話?
そのどれにも属さないが、
普通では知り得ることの出来ない非日常的な世界。

ラブストーリーあり、
切なさあり、
僕も途中、自分の実体験からか
声を上げて泣かされてしまったシーンもあった。
とにかくストーリーの展開が壮大なレベルで描かれている。

よく言う「美少女ゲーム」には、
セーラー服やメイド服を来たロリ系の女の子が登場するが、
この作品は、
結構大人のエンタメ作品に仕上がっている。
それとともに、
男性目線だけでなく、
女性目線でも楽しめる内容だと思う。

非常に恰好いい男性主人公が二人。
国際社会の舞台裏で活躍する。
その男性の描き方が、
従来の「美少女ゲーム」と趣向が違い、
恰好のいい生き方の中で、人の心を思いやれる心…、
そんな女性にもてる主人公が太い縦軸になっている。
だからこそ、
『映画にしたいね』という話を知笠くんとしていた。

僕がねこねこソフトの作品と出会ったのは、
今から2.3年前のこと。
友人から『面白いストーリーを書く作家がいるよ』って薦められて、
「みずいろ」「銀色」「ラムネ」を一気に見た。
それ以来、
このゲームメーカーと、
シナリオライターでディレクターの
片岡ともさんをずっと注目していたんだ。

筆圧が高い。
気が籠もっている。
ストーリーに引っ張られる。
…そう思ったから。

「ラムネ」を見たとき、
そのストーリーは「ロリ系」のニュアンスを残した学園もの。
しかし、結末に向けての展開は
そういったニュアンスを感じさせないくらいグイグイ引っ張られる。
知笠くんにも見せて、
『このストーリー展開、
ノンエロで充分テレビアニメになるよな…』
って話してたくらいだった。

それから暫くして、
ゲームメーカーのねこねこソフトも
相当頑張っていることがわかったんだね。
ノンエロでプレイステーションに移植、発売されたり、
これもノンエロで、関西テレビを始め、
フジ系の6局ほどでアニメ化して放送されていた。

時代は明らかに変わりつつある。
僕が何年も前に、
テレビの全体視聴率が下がっている理由を、
テレビ局で訴えた答えが今、
このような形で現れてきている。

これらのゲーム、
作品としては面白い。
テレビより縦軸を脹らませたり、
複線を充分に張る時間的余裕もある。
そして明らかにテレビとは別の媒体。
さらにはそのストーリーや
トピックを求めている人たちのマーケットが存在する。
これこそ将にテレビが出来ないことの一つだった。

テレビの全体視聴率を下げているのは、
萌え系であり、韓流であり、サッカーであり、
アウトドアであり、電車であり、おたくいろいろ。
それを単発的にしか視聴率に生かせなかった
テレビという媒体の悲運もある。

現にそうだろう。
萌え系だけの番組は成立しない。
韓流だけの番組も成立しない。
電車ファンだけの番組は当然。
なぜなら、
無差別に流す電波の範囲で、
たくさんの人に注目されて視聴率を上げるには、
下世話で俗的な話題性のある事件やスポーツを中心にした
ワイドショー、
あとはバラエティで「笑い」だけに特化したものを
流しておく方が、費用対効果の面で効率がいい。

そのようなコンテンツはCSかケーブルテレビでやるべきだ、
と、
いまだにアナクロなテレビ人がいると思う。
しかし、
現状のようにコンテンツの同質化が起こり始めて久しいのに、
結局手の打ちようがなく、
『何か事件でも起こってくれないかなぁ』
という思いがテレビ局には見え隠れする。

もちろんその波及効果から、
テレビの担う役割はまだまだ大きい。
ニュースや天気予報などは絶対不可欠のもの。
しかし、それ以外のコンテンツ編成が、
今の市場に「飽き」をもたらした。

いいお話を、自らの手で作り上げる力が、
永年の好景気営利主義が削いでしまったのかもしれない。

2011年にはアナログ放送が終わる。
その時、どんなコンテンツ編成なのか今からが楽しみだね。

あえて言うと、
全体視聴率を下げているのは、
萌え系であり、韓流であり、サッカーであり、
アウトドアであり、電車であり、おたくいろいろ。

「おたく」というと語弊がある。
それを「趣味」という言葉に置き換えたらどうだろう?

いくらハードディスクやDVDが発達しているからと言って、
放送する「時間」に制約される「生活」よりも、
人はテレビで毎日やっていない「趣味」に費やす「時間」を
有効に使おうとしているだけではないのかな。
だから大騒ぎした「ワンセグ」でも、
必要なのはニュース、天気予報、
そして観戦中のスポーツ生中継となる。

そして、N○Kの番組づくりが面白くなってきている、
と書いた理由もそんなところにある。
視聴料金徴収のために、
小さいマーケットの「支持」を得て、
マーケット自体を大きく育てようとしている。
今のN○Kにはそれしかない、とても賢明なやり方だと思う。

そんな時…、
ねこねこソフトが同人グループから
ひとつのゲームメーカーとして育っていった戦略、
テレビではやらないが
小さいマーケットで支持される「ストーリー」の提供。
それを「大きな支持」に結びつけたメッセージの織り込み方…。

…テレビは10年前にこのような考え方が必要だったのに、
今では期を逸してしまったように思える。

ゲームメーカーとしてのねこねこソフトは、
今回の作品「Scarlett?スカーレット?」をもって、
活動を終了するそうだ。
残念でならないが、
彼らの作品には、
今後のマスコミ人が見習うべきところはたくさんある。
と同時に、
片岡ともという作家が、
これからどのような活動をするか、興味は尽きない。

地上波デジタル時代の救世主になる可能性を感じるから…。
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コメント
この記事へのコメント
深い。
まさか、「美少女ゲーム」の続きに、こんな考察があろうとはw
全体視聴率を下げる要因はテレビ製作側ではなく、大衆(という言い方も、もはやレトロですな)側にあるんじゃないかと思っていました。
ほら、テレビって一方通行じゃないですか。で、みんな双方向性の楽しさを徐々に覚えてきつつあると思うのですよ。
この「ブログ」って形態もそうだし、何ならテレビゲームもある意味そうでしょ。
インタラクティブというか、自分が関われる楽しさ。
見る側としての意識は、番組を見る代わりにゲームをしたり、チャットをしたり、ブログを読んだり(又は書いたり)
そんな感じだと思います。

打開策はマイノリティへのスポット・・・では視聴率取れないしなぁ。
かと言って、いまさら視聴者参加型クイズ番組やっても「自分が」関わってるわけじゃないし。

深夜ラジオなんかにある「自分が関わってる意識」を持てるテレビ番組。
そんな方向もアリかな?と。

昔、関西テレビでエンドレスナイトという番組がありました。まんま、深夜ラジオのテレビ版みたいな番組で。
そこには、ある種のコミュニティ意識があったように思います。
あれも、ひとつの鍵になるんじゃないかなぁ。

すいません。
いきなりお邪魔した上に、素人のトンチンカンな意見を述べまして(^^;
なんとなく、そんな事を書いてみたい時間だったのですよw

2006/07/27 (木) 04:45:33 | URL | うぐいす #-[ 編集]
乱獲の果てに…、見果てぬ夢。
うぐいすさん
メッセージ有り難うね。

マスコミ業界の裏側で、
特に「視聴率」というマーケリポの数字を獲得するためには、
制作者も本当はいろんな市井の意見を耳にしてるんだよね。
でも、番組として映像表現が、
媒体の特性上極めて「一方的」になってしまうのがテレビ。

15年ほど前、関西ローカルでやっていたエンドレスナイトという番組のお話、
僕の友人がその番組のスタッフをやっていた関係でよく知ってるよ。
ド深夜にもかかわらず、
エロなし、バイオレンスなし、青春ごっこの情報バラエティだったよね。

特定のファンを作り上げて、
その特異な趣向をもった(内輪ネタ?)マーケットを満足させる映像づくり…。
番組出演者やスタッフがファンと集うイベントなどもよくやっていたし、
それがまた映像になり、
新しい特集の企画にもなっていたように思える。

もちろんファンの意見だけではなく、
あくまで制作者が主体性をもって牽引力となり、
「今までにはない新しい演出」にチャレンジし続けていた番組だと僕も思っている。

土曜深夜の生放送、
ファンの意見が直接番組中に反映され、
とてもリアリティを感じたものだったね。

『面白かった』『面白くなかった』
『ここが良かった』『あそこが気に入らなかった』
『スタッフのだれだれがHビデオを借りあさっていた…』

そんな視聴者の意見が反映出来る番組。
敢えて当時のテレビの風潮に反した演出。
今、そういう「気骨」ある番組づくりがめっきり減ってしまったよね。

土曜日の深夜、終了時間を決めずにメニューを消化したら終了。
当時だから許される編成だったんだろう。
当然、長時間番組であるが故に視聴率のアベレージが低くなる。
でも、
ある程度取れていたら編成的にも営業的にもOKだったって。
友人は、
何より局内では特別認知されていた、
と言ってい他のを覚えてるよ。
それに、広告代理店ではなく、
スポンサーさんに番組のファンが多かったのが永続きした原因とも言っていたね。
付け加えておくと、
北新地のお姉さん、
祇園の舞妓さんにもファンがたくさんいたんだって。

若者がテレビを楽しむ時間なのに、
何故か高齢層にまで支持され、
関西では深夜ダントツ番組に成長。
バブル期の甘~い予算感覚も手伝って、
そんな理由で番組はいろんな演出にチャレンジ出来たんだと思う。
「市場テストをしながら放送しているようなものだ」と友人も言ってたよ。
バブル時代のいい側面だったのだろうね。

いろんな演出…他ではやっていない企画…。
その「気骨」あるエンドレスナイトでやっていた「毎回変わる特集コーナー」
今、そのときの企画たちが、
出演者が代わり、
若干のリメイクで30分や1時間の番組に焼き直しているだけなんだよね。
そのあたりは知笠くんの得意話になってくるんで詳しくは書かないけど、
あの番組がマスコミ業界人に深く影響を及ぼしたことは間違いないと思う。

今のマーケットは、
時間帯の中に「ターゲット」があるという先入観で制作されすぎているよね。

夕方の4時台に若者向けのお笑い番組は、今だったらやらない。
この時間は主婦層が見ると決めつけている。

昔はあった…。

学校帰りの視聴者参加番組。
関西ではダウンタウンが出てきた「4時ですよーだ」とか、
関東では「夕焼けニャンニャン」
要は「ライブ性/イベント性」を兼ねそなえた番組。
そして学生の動向を読み切ったターゲット設定。
関東でも関西でも一大ブームになったよね。

つまり、
現在はマーケットを「創り」「育てる」意識の欠如。
視聴率主義で売り上げを上げることのみを目的にし続けてきたから、
固定概念の視聴ターゲットしか見えなくなってしまっている。
今、テレビという空気を「創る」人は極めて少ないよ。
その空気を「流す」人は多いけど。
我々はその「流された」空気を見続けさせられている。
だから、
自分の目的にはずれる番組はね、
見ない方がいいんだろうね。

最近、放送局で空気を創ったモノといえば、
やはりテレショップじゃないかな。
それも、
テレショップメーカーに枠売りした番組ではなく、
局の子会社主導で制作されたテレショップ番組。
芸能人出演者がメインキャストのモノ。

最近のテレショップブームに、
そのような局の子会社制作テレショップ番組は、
とても大きく貢献していると思う。

それでも、
そんなテレショップ番組がもし失敗したとしても、
局の担当者の腹は痛まないシステム…。
結局、放送局ってそうなっているんだね。

そんなスクエアな担当者保身主義が、
現在のマーケット飽和状態を招き、
視聴者離れを生み出しているんだね。
だから団塊を疑え、って僕は書いたんだ。

そこに魚がいるから、
みんながこぞって釣りをする。
そして魚がいなくなった。

普通ならどうする?

釣りブームが違うブームになるよね。

秋田県でよく獲れる魚ハタハタが一時絶滅の危機に瀕したとき、
地元の漁師さんたちは、
乱獲をやめ、
ハタハタが絶えず育つ環境作りを実践したんだね。
お陰で今は、
ちょっとした居酒屋でもその恩恵にあずかれる。

そこに魚がいるから、
みんながこぞって釣りをする。
そして魚がいなくなった。
でも、釣りをやめる訳にはいかない。

メッキは早く剥がした方がいい。
サラリーマン主義、商業主義ももちろん大切だけれど、
クリエイティブな感覚こそがマスコミの「飯のタネ」だということを、
もっともっと深く認識して欲しいな。
僕はそう思っているんだね。
だから、
片岡ともさんのように、
マーケット感覚を的確に持っている優秀な作家が、
今後のテレビや映画を変えていく、
と考えているんだよ。

返事なのに長文、ごめんね。
じゃ、また。
2006/07/29 (土) 03:24:30 | URL | 魚名 #-[ 編集]
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